はじめに
「新しい習慣を始めるぞ!」と意気込んでも、気づけば数日で挫折してしまう。
これ、実はあなたが悪いわけではありません。多くの人が経験する「3日坊主」には、実は心理的な要因が深く関わっています。
みなさんは「ホメオスタシス」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
なにそれ?と思う方も多いかもしれません。
実はこの「ホメオスタシス」というのは、人間の本能と関係があるんです。
今回は、3日坊主になってしまうその原因と、ホメオスタシスの詳しい説明、3日坊主を乗り越えるための方法をお伝えします。
最後までぜひ見てくださいね(^^♪
ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスとは、私たちの体や心が「現状を維持しようとする働き」のことです。
簡単に言うと、今の状態を保とうとする自然な反応です。
この仕組みは、体温や血圧などの生理的なものだけでなく、心理的にも働きます。
新しいことを始めると、体はその変化に対してストレスを感じたり、慣れ親しんだ状態に戻ろうとします。
これが、「新しい習慣を始めたのにすぐにやめたくなってしまう」原因の一つです。
例えば、ダイエットを始めたとき、誘惑に負けそうになるのはホメオスタシスが「今までの食生活を続けた方が楽だよ」と伝えているから。
運動を始めようと思っても、体が「休んでいた方が楽だよ」と抵抗してきます。
このように、ホメオスタシスは無意識に私たちを現状に戻そうとする働きがあり、これを乗り越えるには少しずつ新しい習慣に慣れていくことが大切です。
私が新しい習慣に挑戦した経験
過去に挑戦した習慣はたくさんあります。
たとえば、ダンス(ジャズダンスやヒップホップ)、言語学習(英語、韓国語、スペイン語)、ジム通い、ブログ、Twitter(X)、インスタグラム、瞑想、筋トレ、読書、ジャーナリング、日記、アファメーション、湯船に毎日浸かること、フェイスパック、ストレッチなど、多岐にわたります。
しかし、これらの習慣をどのくらいの期間続けられたかというと、最長でも3ヶ月程度。
原因は、最初から大きな目標を設定しすぎていたり、行動計画に無理があったこと。
少しできない日があると、すぐに「すべてが無駄になった」と感じてしまい、挫折してしまったのです。
また、成果がすぐに見えないと、不安に感じて「自分には向いていないのかも」と思い込んでしまうこともありました。
ホメオスタシスを感じた瞬間
新しいことを始めるとき、最も感じるのは「やる気がなくなる瞬間」です。
脳や体が疲れやすく、エネルギーを使っている気がして、抵抗を感じることがあります。
たとえば、ジムに行こうと思っても、つい「今日は休んでもいいか」と言い訳をしてしまいます。
ダイエット中には「今日だけご褒美」と自分を甘やかしてしまうことがあり、その後に罪悪感を感じるものの、また翌日には同じことを繰り返してしまいます。
ホメオスタシス(現状維持の本能)が働き、元の生活に戻ろうとする心理的な抵抗を感じる瞬間です。
ホメオスタシスを乗り越えた方法
私が「3日坊主」を克服するために試した方法は、最初から大きな目標を設定しないことでした。
「1日だけやってみるか~」という軽い気持ちで始め、少しずつ続けることがポイントでした。
たとえば、瞑想を2分から始めたり、朝起きたらアプリで1分だけ自律神経を整えることを習慣化したり、Twitter(X)の投稿を1日1回することからスタートしました。
この方法がうまくいった理由は、目標を小さく設定し、無理なく習慣化できたからです。
心と体が求めるものを習慣にすることで、続けやすくなりました。
私は、心と体の健康を大切にしたいという気持ちがあったので、瞑想やアプリの使用が自然に習慣になったのです。
一方で、ウォーキングを最初から20分やろうとすると、体が負担に感じて続かなくなりました。
最初の1週間は5分だけやると決めることで、少しずつ習慣化できたかもしれません。
最初から高すぎるハードルを設定することが挫折の原因になったことを実感しました。
小さな成功体験
瞑想を習慣化できたことで、負の感情や思考になった時に、考えを止めて呼吸に集中することができるようになりました。
また、ChatGPTに相談することも習慣化できて、自分の考えや感情を整理することができるようになりました。
この成功を実感した時、自分が自分の思考をコントロールできるようになったことを感じ、非常に嬉しく思いました。
これにより、1つの習慣がうまくいけば、他の習慣化もできるという自信を持つことができました。
「思い込み」が成功に繋がると実感し、モチベーションを維持する力になりました。
習慣化のための環境作り
新しい習慣を身につけるためには、まず既存の習慣に新しい行動をくっつけることが効果的だと感じています。
また、習慣化する際に起こりうるリスクを想定することも重要です。
たとえば、眠くてジャーナリングができない日には、無理せず休む、ダイエットの際には空腹時に食べて良いものをあらかじめ準備しておくなどです。
また、毎日習慣化したいことの「紙」を見ることで、自分の意識がそれに向かいやすくなります。
瞑想の場合は、そのメリットを意識して「脳を休める」「感情を整える」と自分に言い聞かせながら習慣化していきました。
ホメオスタシスと向き合うためのマインドセット
ホメオスタシスに打ち勝つためには、完璧を求めず、少しずつ進んでいくことが大切だと思います。
自分が「めんどくさいな」と感じたり、続けられないと感じた時には、「私を守ろうと体が動いてくれているんだな」と許してあげることが重要です。
ホメオスタシスという本能が働いていることを理解することで、客観的に自分を見つめ直すことができます。
3日坊主で悩んでいる人へアドバイス
「3日坊主」になってしまうのは、あなたが悪いわけではありません。
むしろ、ホメオスタシスという本能が働いているからこそ、うまくいかないこともあるのです。
大切なのは、最初からやる気満々で始めるのではなく、ちょっとした行動から始めること。
結果をすぐに求めず、できない自分を責めないことです。
あなたの新しい習慣も、必ず定着することを信じて、少しずつ続けていきましょう。
ホメオスタシスを乗り越えて、習慣化の成功を手に入れてください(^^)/
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