はじめに
「なんでこんなに仕事が続かないんだろう」
「また辞めたいって思ってしまう自分が情けない…」
そんなふうに、自分を責めたことはありませんか?
実は私も、20代から30代前半にかけて転職を20回以上繰り返してきました。
けれど今、私は胸を張って言えます。
“たくさん辞めてきたからこそ、見えるものがある”と。
この記事では、HSS型HSP(刺激追求型・繊細さん)の私が、
どうして何度も転職を繰り返したのか、
そしてその先に何を見つけたのかをお話しします。
第1章:私の“転職だらけ”人生
初めてのバイトは高校3年生のとき。マクドナルドでした。
ある日、クレーム対応をしたことがきっかけで、自己嫌悪に陥り、わずか3ヶ月で退職。
それ以来、「怒られる仕事」が怖くなりました。
その後も私はいろんな仕事を経験します。
- 居酒屋では、お店のブログ担当になりリピーターが増加。「もえみんに会いに来たよ」と言ってもらえることが嬉しくて、毎日が充実していました。
- アパレル(下着屋さん)では、刺激がなく暇な時間が苦痛で、8ヶ月で退職。
- キャバクラでは、最初「つまらない」「ブス」と罵倒されてトイレで泣いていましたが、努力の末にNo.1に。自信を取り戻した場所でもありました。
- 事務職は、一日中座りっぱなしで、まるで鳥かごの中の鳥のように感じて7ヶ月で退職。
- Amazon倉庫では、人との関わりを避けて黙々と働くも、自分を必要とされていないような気がして、自己否定感が強まり体調を崩して退職。
- 保険営業では、最初はボロボロ。6ヶ月成果が出ずに悩み続けていた中、部長に救われ、ノウハウを学んでから成績トップに。けれど、成果を出し続けることがプレッシャーになり、心と体が限界を迎えました。
こうして振り返ると、私の働き方には一貫してある「傾向」があったことに気づきます。
第2章:「普通に働く」がどうしてもできなかった私
私は、HSS型HSPという特性を持っています。
✔ 刺激がないと飽きるのに、刺激が強すぎると消耗する
✔ 人の顔色に敏感で、怒られるのがとにかく苦手
✔ 真面目で責任感が強く、「頑張りすぎて燃え尽きる」
✔ 自分のことよりも、相手の期待に応えようとしてしまう
そんな性質だからこそ、
「やってみたい!」と思って始めた仕事でも、
ある日突然、エネルギーがぷつんと切れてしまう。
「また辞めちゃった」
「また一からやり直し」
自己嫌悪のループに何度も陥りました。
第3章:転職を繰り返す=ダメじゃなかった
でも、気づいたんです。
私は、何も“逃げた”わけじゃなかった。
ただ、「自分に合わない場所」から抜け出しただけだったんです。
たくさんの職場を経験したことで、私は
✅ どんな環境で心が疲れるのか
✅ どんな働き方が合わないのか
✅ どんなときに自分らしくいられるのか
を、身をもって学ぶことができました。
つまり、転職を繰り返してきたおかげで
“自己理解”が深まったのです。
第4章:私が「自分らしい働き方」に近づけた3つのこと
- エネルギー管理を学んだ
→ 全力で頑張るクセをやめ、「ゆとり」をつくるようになった。 - 心が望むことを聞くようになった
→ 本当は「大好きな人と、幸せに暮らしたい」が一番の願いだった。 - 自分の言葉で生きようと思った
→ 他人の声じゃなく、自分の声を信じようと決めた。
今は、営業で成果を出していた時よりも、
笑顔が増えて、心が穏やかに過ごせています。
おわりに:人生は、自分の“選択”で変えられる
「転職が多いから人生終わった」なんてことは、絶対にない。
むしろ、たくさんの場所で働いて、たくさんの人と関わってきたあなたは、
人一倍“人生経験”が豊かな人。
誇りに思っていいんです。
人と違ってもいい。
他人に何を言われたって、「私はどうしたいか?」を大事にしてほしい。
だって、あなたの人生を背負って生きるのは、他の誰でもない“あなた”なんだから。
アドバイスは聞いてもいい。
でも、他人の言葉で、あなたの人生を決めないで。
自分の言葉で、人生を決めてほしいです。
今悩んでいてつらい思いをしている人にどうか届きますように。
もえみ
コメント